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藤本 涼 —積極的に思案されたブルー—展によせて(for press release)
(改訂版)ギャラリースクワット 情報の行き交うスピードが一日毎に早くなっていきます。 既視感はすべてにおいて当然のごとく私たちの周りに溢れ、それを肯定的にとらえるならば、イメージという私たちの脳内で創造される喜びをさらに大きなものにするでしょう。 藤本涼の作品に一貫してあるのは、「視覚の操作」です。 彼は「人が裸眼で見る対象がイメージ/画像化された時、そのイメージは現実よりも強く、想像(創造)の喚起の入り口になる」と言います。 「写真」というメディアがまだ新しかった頃、写真には代理体験という大きな役割がありました。 藤本がカメラというツールで写した風景は、いくつかのプロセスを踏む事によって、物理的な代理体験を超え、空想的な代理体験を生み出します。 断定する事のできないぼんやりとした記憶の中にある、網戸を通して見た夏休みの青空を思い起こさせるグリッドのかかった景色は、おそらく作家本人だけではなく、誰の記憶の中にもあるのではないでしょうか。 藤本の創り出す「積極的に思案された」青い色にある風景は刹那的な危うさの象徴であるとともに、文字どおり積極的に思案され留められていく記憶の象徴であるともいえます。 加速して行く進化の中で、脳内を散歩する時間を藤本涼の作品とともにお楽しみください。 高橋 朗 PR |
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